Wi-Fi Alliance®、『2013 INTERNATIONAL CES』(CES 2013: 国際家電ショー)で数々の卓越した新技術を公開

幅広いWi-Fi CERTIFIED™ プログラムが、先進のアプリケーションを実現すると共に2016年に向けて2ケタ台の売上アップを促進

米国テキサス州オースチン発- 201318日- ITリサーチ大手ABI Research社によれば、Wi-Fi® にとって2012年も革新の年となり、デバイスの出荷実績は15億超を記録しました。現在Wi-Fi業界は、大幅なパフォーマンス強化と今後2年間に現れる様々な新しいアプリケーションのサポートを視野に入れて発展しています。今回の『CES 2013』でも、Wi-Fi は増え続けている幅広い製品の接続を実現し、ホームシアター、スマートエネルギー、自動車など、多様なアプリケーションをサポートするテクノロジを公開します。

Wi-Fi Alliance® が提供するイノベーション(革新技術)と相互接続性は、現在もコネクテッドエンターテインメントエクスペリエンスを促進しています。『CES 2013』において、Wi-Fi Allianceは次のテクノロジを公開しています。

Wi-Fi CERTIFIED Miracast™ - テレビ、タブレット、ハンドセットなど、現在幅広いアプリケーションに広がりつつあるテクノロジで、あるWi-Fiデバイスのアプリケーションや動画コンテンツを別のWi-Fiデバイスへ簡単に出力できます。本プログラムがリリースされた2012年9月以降、これまでに認定が完了したデバイスは60を超えています。『CES 2013』では、Wi-Fi Alliance およびWi-Fi ベンダー各社の両方がMiracast テクノロジによる画面の共有や動画出力アプリケーションを公開しています。

• ギガビットWi-FiGigabit Wi-Fi) - ハイパフォーマンス性を提供すると共に高い負荷処理能力が求められるマルチメディアアプリケーションをサポートする、802.11acをベースにした最新世代のWi-Fiの初期導入環境は、来場者にも大きくアピールするでしょう。今年後半から、Wi-Fi Alliance は「Wi-Fi CERTIFIED™ ac」の名称で、このテクノロジを実装した製品の認定を開始する予定です。従来製品の相互接続性を基盤にしているWi-Fi CERTIFIED ac では、ほとんどのデバイスがデュアルバンドで、Wi-Fi CERTIFIED n デバイスとの相互接続性を提供します。

• マルチギガビットポイント間ワイヤレス(Multi-gigabit point-to-point wireless) - Wi-Fi Allianceの認定製品で近々提供開始のテクノロジです。WiGig 仕様をベースにした60GHz の相互接続テクノロジとして、たとえばインスタントドッキングや非圧縮HD動画のストリーミング

 

 

など、従来のWi-Fiアプリケーションを支援し、広げる役割を果たします。先頃Wi-Fi Alliance はWiGig Allianceと活動を統一するプランを発表しましたが、『CES 2013』においてWi-Fi Alliance のメンバー企業数社がWiGig の導入環境を公開します。

 

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Wi-Fi Alliance は”シームレスなコネクティビティ(接続性)” というビジョンを掲げていますが、メンバー企業の皆様は引き続きこのビジョンを実現するテクノロジと製品を市場に送り出しています。私たちは2013年も素晴らしい製品を店頭に届けることを支援していきたいと考えていますが、消費者向け電子機器や家電でWi-Fi テクノロジが果たしている役割を知っていただく上で、CESは価値ある場となるでしょう。」

ABI Research社の予測では、Wi-Fi 製品の年平均成長率は14%で推移し、年間出荷実績は2012年の約15億から2016年には30億近くまで倍増する見込みです。他にもABI Research社は、次のような興味深い業界の分析結果を明らかにしています。

• 2011年から2012年のWi-Fi 出荷実績総数は29%増

• 約42%の比率を占める消費者向け電子機器および家電がWi-Fi 売上のけん引役

• 2011年から2012年の対応ハンドセットの売上は32%増

 

ABI Research社の半導体担当プラクティスディレクタ、ピーター・クーニー(Peter Cooney)氏は次のように述べています。「Wi-Fi の堅調な成長はすでに10年を超え、数多くの電子機器にとって欠かすことのできないテクノロジとしてその位置付けが確立されています。相互接続性と優れたユーザーエクスペリエンスを継続して提供しながら、先進のアプリケーションをサポートすると共にパフォーマンスを高めるイノベーション(革新技術)を提供し続けていることが、Wi-Fi業界の継続的な成功の中核になっています。」

Wi-Fi 業界のダイナミズムと成長は、Wi-Fi Allianceの業界をリードするWi-Fi CERTIFIED プログラムに反映されています。2011年から2012年の間、Wi-Fi認定製品の総数は25%以上の伸びを見せ、消費者向け電子機器のカテゴリは64%増となっています。ハンドセットカテゴリの認定は、前年比34%と大幅に増加しています。

今回の『2013 International CES』において(1月8~11日)、Wi-Fi AllianceはDigital Living Network Alliance (DLNA®)、HomePlug® Alliance、Multimedia over Coax Alliance (MoCA®) と連携してコネクテッドホームの普及促進およびデモンストレーションを行うと共に、Wi-Fi CERTIFIED Miracastを含む数多くのアプリケーションとテクノロジを公開します(Wi-Fi Allianceブース: Las Vegas Convention Center、South Hall 1、Booth 20300)。

Wi-Fi Allianceについて

www.wi-fi.org

Wi-Fi Alliance(ワイファイアライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。様々な技術開発、市場構築および規制プログラムを通じ、これまでにWi-Fi Allianceは全世界を通じたWi-Fiテクノロジの普及を実現してきました。2000年3月から施行されているWi-Fi CERTIFIED™プログラムは、幅広く認められている相互接続性と品質の印として、Wi-Fi対応製品がユーザーへ最高の環境を確実に提供するための支援を提供します。Wi-Fi Allianceが認定した製品は15,000を超え、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。Wi-Fi ®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、Wi-Fi CERTIFIEDロゴ、Wi-Fiロゴ、Wi-Fi ZONE ロゴ、Wi-Fi Protected SetupロゴはWi-Fi Allianceの登録商標です。Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi Direct™、Wi-Fi Protected Setup™、Wi-Fi Multimedia™、WPA2™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™、Passpoint™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、Miracast™、Wi-Fi ZONE™、Wi-Fi AllianceロゴはWi-Fi Allianceの商標です。

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