Wi-Fi CERTIFIEDの「Wi-Fi Aware™」、ユーザーの居場所にかかわらず パーソナライズ化されたモバイル体験を実現

新しいWi-Fi Alliance® 認定プログラムがコンテキスト依存型サービスへの取り組みを強化

Wi-Fi Alliance® は、Wi-Fi端末間で近接情報に基づいてサービスを発見する電力効率の優れた新機能を認定するWi-Fi CERTIFIEDの「Wi-Fi Aware™」により、Wi-Fi対応モバイル端末を通じてソーシャル、ローカル、モバイルで新たな体験を提供することがまもなく可能になることを発表いたします。このWi-Fi Awareのテクノロジーによって、モバイル端末はWi-Fi接続を確立する前に、近接する他の端末、アプリケーション、情報を発見できます。

モバイル端末のユーザー間で高度にパーソナライズされた情報取得への需要が急速に高まっており、Wi-Fi Awareの登場は絶好のタイミングであるといえます。Wi-Fi Awareによってコンテキスト認識がより迅速かつ便利になり、周囲の継続的なスキャン、行動の予測、サービスの通知、指定した選択内容の通知を行うパーソナライズされたアプリケーションが実現します。Wi-Fiがモバイル端末に幅広く導入されることで、ベンダー、オペレーティングシステム(OS)開発者、アプリケーション開発者にとって、近接情報に基づく革新性の高いサービスを生み出す可能性が開かれます。

Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Wi-Fi Awareは、業界内で継続的にテクノロジー改革を推し進め、我々がWi-Fiのユーザー体験をより豊かにすべく取り組んで来た結果のひとつの証明ともいえるものです。Wi-Fi Awareは、ユーザーの利用環境を迅速かつ動的に認識することで、いっそう充実したユーザー体験を実現します。」

Wi-Fi Awareで近接情報の発見機能を強化

Wi-Fi Awareは、屋内や高密度環境で機能するコンテキスト依存型ソリューションを場所を問わず直ちに提供し、既存の近接情報に基づくサービスを発見する機能を向上させます。その際、セルシステムや、Wi-Fi、GPS接続が不要です。このテクノロジーは高性能なWi-Fi接続を容易にするもので、標準的なWi-Fi接続の可能な領域で稼働します。

Wi-Fi Aware対応端末は、独自の情報発見と同期化のプロセスを経て、非常に優れた電力効率を可能にする共通の「ハートビート」を確立します。モバイル端末はクラスタを形成して、近接環境で利用できるサービスに関する小さなメッセージをやり取りし、即時に情報を発見することができます。役立つサービスが見つかると、写真の共有やマルチプレイヤーゲームといった次に続く行動のためにアプリケーションがWi-Fi接続を開始します。

Wi-Fi Awareに対応した体験はアプリケーション主導になり、ユーザーはプライバシー設定の管理や希望する通知のオプトインを行えます。モバイル端末の近くのサービスを提供したり探したりするアプリケーションを構築することで、端末への接続を確立せずに基本的な情報をやり取りできます。

ユーザーによるコンテキスト依存型アプリケーションの活用

451 Researchの主席アナリスト、リッチ・カルピンスキー(Rich Karpinski)氏は次のように述べています。「モバイルアプリケーションの未来をリードするのは、位置情報に基づく、コンテキスト依存型でパーソナライズされたアプローチです。 Wi-Fi Awareには、Wi-Fiをそうした体験の前面に押し出す力を秘めており、ソーシャルとローカルのアプリケーションを活性化する可能性があります。これは、ユーザーが近くで利用できるサービスをリアルタイムで発見して、いつでもどこでも自分が欲しいサービスにアクセスできるためです。」

近接情報に基づくモバイルとソーシャルのサービス市場は、2016年までに3倍に拡大すると予想されています。現在、このようなサービスを利用するには、使用しているモバイル端末を操作して他の端末や近くの情報を見つける必要があります。Wi-Fi端末は、より自発的にそうした体験を提供し、パーソナライズされたインタラクションを実現することとなります。接続を確立する前に非常に小さなメッセージをやり取りするWi-Fi Awareの機能によって、端末間の双方向通信が可能になります。ユーザーは、この機能によって近くの情報やサービスを見つけられるだけでなく、追加情報も要求でき、その一連の操作においてインターネット接続は不要です。OSのネイティブ対応に伴い、アプリケーション開発者は、有益かつ新しいユーザー体験を創出するためにWi-Fi Awareのメリットを活用するようになることが予測されます。これは、モバイルとソーシャルのサービス市場の成長のさらなる加速化につながっていきます。

Wi-Fi Awareに対する業界からの幅広い支持

スマートフォンやタブレットのほか、さまざまな家電が、Wi-Fi Awareの強化された機能のメリットを享受できるため、シリコンベンダーは次世代のモバイル端末を強化するコアテクノロジーの認定を始めています。

この認定プログラムのテストスイートとなる、最初の    Wi-Fi CERTIFIED の「Wi-Fi Aware」認定製品は、以下のとおりです。

  • Broadcom BCM4358
  • Intel® Dual Band Wireless-AC 7260
  • Marvell Avastar 88W8897 802.11ac 低消費電力 Wi-Fi コンボチップ
  • Realtek RTL8812AE 2x2 a/b/g/n/ac MiniCard

 

その他の資料や、Wi-Fi Awareの活用事例の動画は、http://www.wi-fi.org/ja/discover-wi-fi/wi-fi-aware にてご覧ください。Wi-Fi Aware認定プログラムの基盤となるWi-Fi Alliance Wi-Fi Neighbor Awareness Networking (NAN) Specificationも無料でダウンロードできます。

業界の反応

Broadcom Corporationのプロダクトマーケティング担当ディレクター、クリント・W・ブラウン(Clint W. Brown)氏は次のように述べています。「Wi-Fi AwareはWi-Fiがモバイル端末に近接情報を認識させるための、重要な認証プログラムです。Wi-Fi Awareは、自分の周辺の世界と情報をやりとりする際のユーザー体験の質を高めるという、他の技術ではカバー出来ない点を補います。Wi-Fi Awareは、屋内や高密度環境においてもうまく機能し、かつ端末間接続や既存のWi-Fi接続をきちんと機能させることができるため、多種多様なアプリや環境に適応することができるでしょう。」

Intel Corporationのワイヤレスコミュニケーションズソリューション ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ヤニフ・ガーティ(Yaniv Garty)氏は次のように述べています。「Wi-Fi AwareはWi-Fiがモバイル端末に近接情報を認識させるための、重要な認証プログラムです。Wi-Fi Awareは、自分の周辺の世界と情報をやりとりする際のユーザー体験の質を高めるという、他の技術ではカバー出来ない点を補います。Wi-Fi Awareは、屋内や高密度環境においてもうまく機能し、かつ端末間接続や既存のWi-Fi接続をきちんと機能させることができるため、多種多様なアプリや環境に適応することができるでしょう。」

Marvell SemiconductorのIoTビジネスユニットマーケティングコネクティビティ ソリューションズ担当シニアディレクター、ケビン・タン(Kevin Tang)氏は次のように述べています。「Wi-Fi AllianceのW-Fi Awareプログラムは、他の近接情報認識テクノロジーでは補えない部分を埋めてくれる技術です。Wi-Fi Awareは端末を見つける際の電力効率が高いだけでなく、消費者がさまざまなピア・ツー・ピア(P2P)アプリケーションを使いこなすことを可能にするWi-Fiの強みを一層活用します。」

MediaTekの法人向けワイヤレスコネクティビティアンドネットワーキング担当ゼネラルマネージャー、SR・ツァイ(SR Tsai)氏は次のように述べています。「Media Tekは近接情報認識技術のような重要な領域を含む、あらゆるビジネスにおいて最先端の技術を生み出し革新性を高めつつあります。Wi-Fi Awareの技術によって、高い電力効率を維持した革新的なソーシャルアプリやビジネスアプリが急増するでしょう。Wi-Fi Allianceと協力し、Wi-Fi Aware端末の導入を推し進めていきたいと考えています。」

Qualcomm Atheros の製品管理担当ディレクター、ガジンダー・シン・ビジ(Gajinder Singh Vij)氏 は次のように述べています。「人々の暮らしにおけるモバイルの役割は進化を続けており、Wi-Fi Allianceのテクノロジーが大いに貢献しています。モバイル端末が近接の端末に対応したり通信したりできるWi-Fi Awareの機能は、消費者に画期的な体験を提供します。Qualcomm Atherosは、Wi-Fi Awareプログラムへの対応を強力に推し進めており、このたび近接情報への認識を実現するにあたっての重大な節目を迎えたことをうれしく思います。」

 

Wi-Fi Alliance®について

www.wi-fi.org

Wi-Fi Allianceはグローバルな非営利業界団体で、参加組織はWi-Fi®を提供する世界的な企業ネットワークです。コラボレーションフォーラムの組織は、Wi-Fiのエコシステムを通じてつながっており、シームレスな接続性というビジョンを共有しています。2000年より初めて導入されたWi-Fi Alliance認定マークは、製品の相互運用性、業界標準に基づいたセキュリティ保護レベルと最新の技術を備えていることを明示しています。すでに20,000種類以上の製品がWi-Fi CERTIFIED™の認定を受け、最高のユーザー体験を提供するとともに新規市場、既存市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの普及と拡大に大きく貢献しています。現在何十億ものWi-Fi製品が世界のデータトラフィックを支えることに大きく貢献しており、多種多様なアプリケーションの活用に寄与しています。

 

Twitter: @wifialliance

Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

 

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance広報代理 

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

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