WI-FI ALLIANCE®、「2018年のWi-Fi予測」を発表

ホームWi-Fi,の高度化、機能の強化、次世代コネクティビティが間もなく実現

米国ネバダ州ラスベガス発 201815 - Wi-Fi®業界の勢いはペースダウンすることなく、2018年にはデバイスの累計出荷実績が200億ユニットを突破するでしょう(出典: ABI Research社)。2018年の年間出荷実績は30億を超え、設置ベースは95億に達することが見込まれるWi-Fiは、これからも世界中のホーム ネットワークからリテール(小売)アプリケーションや基幹業務プロセスまで、あらゆる環境にインパクトを与えていきます。2018年もWi-Fi は、これまで以上に高いセキュリティ、能力、パフォーマンスを実現する数多くの魅力的な強化機能を提供します。

ホーム ネットワークがエンタープライズ ネットワークに

Wi-Fiは一般住宅におけるデジタル環境の基盤となっていますが、Wi-Fi業界はエンタープライズ ネットワーク環境のベストプラクティスをホーム ネットワーク環境にも適用しつつあります。広く普及しているパーソナル アシスタント、またコードレスVR(仮想現実)をはじめとする次世代テクノロジーへの日常的なコネクテッド シングス(モノ)の出現に伴い、ハイパフォーマンスWi-Fiの重要性はこれまで以上に高まるでしょう。Wi-Fi Allianceは、Wi-Fiネットワークの高度化を進めると共にネットワークの自己調整/管理を実現する標準ベースのアプローチを実現し、ネットワークの展開に際して優れた柔軟性と幅広い選択肢を提供するプログラムへ積極的に取り組んでいます。例えばエンタープライズ環境のデザイン プラクティスをホーム ネットワークに適用するWi-Fi CERTIFIED Home Design™では、Wi-Fiネットワークをプロが設計し、これを築業者が施工時に設置します。固定通信事業者が自社Wi-Fiネットワークを使うことでカスタマー エクスペリエンスの管理性を高めている中で、一般的にスタジアムや空港、ホテルなどの環境で使われているマネージド ネットワーク機能がホーム ネットワークへと広がりつつあります。例えばWi-Fi CERTIFIED Vantage™はこれまで以上に多くのネットワークとユーザー デバイスに実装されるようになり、サービス オペレータは管理性、モバイル性、パフォーマンスへの共通のアプローチを確立してカスタマー エクスペリエンスを差別化し、ホーム ネットワークのユーザーへ質の高いエクスペリエンスを提供するでしょう。

世界的なWi-Fiアクセスの拡張

Wi-Fiはほぼ全世界のあらゆる場所に普及していますが、実際には誰もが高速な環境を利用できているわけではなく、場合によっては Wi-Fiへの基本的なアクセスすらない環境が存在しているのが現実です。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米国でインターネットのブロードバンド サービスを利用できないユーザーの割合は、都市部が4%であるのに対して農村部では人口の約39%、2,300万人に上ります。例えばMicrosoft社のRural Airband InitiativeGoogle社のProject Loonはこのような「デジタル ディバイド」に対する多くの取り組みの一例です。一方LinkNYCなどのイニシアチブは、より多くのユーザーにコネクティビティ(接続性)を提供しようとするフリー パブリックWi-Fiの例です。世界でWi-Fiがもたらす幅広い経済価値を踏まえ、Facebook社をはじめとしてさらに多くの企業が、ローカル ホットスポットでの高速インターネット アクセスを実現する低料金データ パッケージを引き続き提供するでしょう。これによってユーザーはグローバル エコノミー(世界経済)に参加することが可能になります。企業と都市は、アクセスが限られた世界中の農村地域だけでなく、ネットワークが混雑している都市部についても、引き続き高速Wi-Fi接続の普及を主導していくでしょう。Wi-Fi ネットワークが普及するのに伴い、最高のユーザー エクスペリエンスと革新の可能性をサポートする上で、アンライセンス周波数帯の可用性はより重要になってくるでしょう。世界中の企業、官公庁、ユーザーはスマートシティ テクノロジーによって年間5兆ドルのコスト削減というメリットを手にしはじめることができると共に、2018年に発表される新しいリサーチでは、世界規模で経済に貢献する Wi-Fiの価値がさらに数値として目に見える形で明らかにされるでしょう。

日々のライフスタイルにインパクトを与えるWi-Fi

私たちは日々家で、オフィスで、またしばしば気付かないうちに、Wi-Fiを利用しています。Amazon社やNetflix社、Facebook社、また大手航空会社をはじめとする企業のすべてが、同日出荷やストリーミング メディア サービス、ソーシャル メディアへのモバイルアクセス、また航空機の定刻通りの出発といったことさえも含め、日常業務の遂行をWi-Fiに依存しています。2018年、Wi-Fi業界はWi-Fi’が社会で果たしている縁の下の力持ちとしての確固とした役割を祝すと共に、一丸となってWi-Fiがもたらす大きなインパクトを評価するでしょう。またユーザーは、世界中でWi-Fi が果たしている重要な役割を実感するようになるでしょう。

小売環境におけるエクスペリエンスの向上

消費者のデジタル ライフスタイルにおいて、スマートフォンはハブとしての役割を果たすようになっています。Data & Marketing Associationによれば、小売店で商品を購入する際に携帯電話を利用すると回答したミレニアル世代(米国で1980年代~2000年代初頭までに生まれた世代)は80%に上ります。また先頃App Annie社が行った調査データでは、ユーザーがAndroid 携帯で小売アプリを利用している時間の合計がこの12か月間で40%近く増加していることが明らかになっています。通信事業者各社がモバイル データ トラフィックの60%以上をWi-Fiにオフロードし、またWi-Fiを利用できる大手小売店が増えている中、既存のWi-Fiプログラムのアップデートによって、新たなショッピング エクスペリエンスの基盤になるテクノロジーが、さらに強化されるでしょう。ホーム パーソナル アシスタントを通じた音声コマンドによる購買や位置基準のショッピング エクスペリエンスなどの消費者トレンドによって、強力なWi-Fiに対するニーズも高まります。オーバーレイ機能によってユーザー エクスペリエンスを高めている拡張現実(AR)テクノロジーでは、ユーザーは仮想環境で服を試着することや、新しい家具がフィットするかどうかのチェック、また壁のペイントのカラーを試すことさえできます。Wi-Fi CERTIFIED™ acはARの様々な機能を実現するハイパフォーマンス性を提供し、さらにWi-Fi CERTIFIED Location™は小売店と消費者の両方に位置基準の情報を提供することでショッピング エクスペリエンスをさらに最適化します。またWi-Fi Aware™は、アプリケーションへこれまで以上に多くのメリットをもたらし、よりパーソナライズしたショッピング エクスペリエンスを実現するでしょう。

Wi-Fiテクノロジーが数々の新機能を提供

2018年、Wi-Fiテクノロジーを強化する新機能およびWi-Fi Alliance®の認定プログラムが登場するでしょう。2018年もWi-Fiセキュリティは絶え間なく進化し、1年を通じてWi-Fi Protected Access®の強化が進められます。ホーム ネットワークへのデバイスのオンボーディングを簡素化する新しいWi-Fiプロトコルも登場します。これらのプロトコルによって、スプリンクラーや電球、温水器など様々なWi-Fiデバイスを今まで以上に簡単に接続することが可能になります。Wi-Fi Aware は、ネットワーク インフラストラクチャがない環境でも情報交換を実現するピア・ツー・ピア(P2P)通信を強化する新機能を実装します。WiGig® はマルチギガビットの伝送速度をさらに高めると共に、拡張した容量をネットワーク インフラストラクチャにまで広げます。これによってサービス プロバイダはファイバーに替えてポイント間接続にミリ波を利用することが可能になります。省電力機能は、IoT(モノのインターネット)環境でWi-Fi の効率を高めます。また様々な新しい機能強化によって、Wi-Fiは新しい市場へ広がると共に、かつてないほど幅広いシナリオで使われるようになるでしょう。

次世代のコネクティビティ接続性が出現

ほぼあらゆるユーザーおよびますます増え続ける「モノ」がインターネットにつながっている時代の中、次世代のWi-Fiである802.11axが登場するでしょう。802.11axは、これまで以上の容量、また広帯域アプリケーションおよびサービスへのより多くのユーザー アクセスを提供するでしょう。既存のWi-Fiテクノロジーを基盤に構築されている802.11axは、密度が高いネットワーク環境へ非常に大きなメリットをもたらします。2018年、802.11axはWi-Fiチップセットに実装されるようになり、ネットワークに対して高まる需要をサポートするようになるでしょう。5Gネットワークの展開を含め、次世代コネクティビティの大きな波が出現する中、Wi-Fi Vantageは既存のセルラー ネットワークが提供する様々な機能をWi-Fi環境にもたらすでしょう。WiGigおよびWi-Fi CERTIFIED acを含む既存のテクノロジーは、すでにマルチギガビットの速度とハイパフォーマンスなコネクティビティを提供し、5Gの幅広いシナリオを実現することが可能です。

 

Wi-Fi Allianceについて
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance®(ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は35,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。

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