Wi-Fi Optimized Connectivity

モビリティ(移動性)向上を実現

 Wi-Fi CERTIFIED Vantage™の主要コンポーネントであるWi-Fi CERTIFIED Optimized Connectivity™はWi-Fi Alliance®認定プログラムの1つで、ネットワーク内/ネットワーク間のローミング時に無線通信の負荷を減らすとともに指定のアクセス ポイント(AP)への認証を高速化することで、モビリティ(移動性)を高めながら安定した接続体験をユーザーに提供します。 ローミング中も質の高い接続体験を維持するWi-Fi Optimized Connectivity™ は、APとクライアントデバイスが情報を交換することで次のようなメリットを提供します。

最適化したネットワークの検出と選択 高度なチャネル スキャン技術によってモバイル デバイスとAPがやり取りを行うことで、接続可能なWi-Fi®ネットワークを迅速に特定します。

リンクの品質評価 クライアント デバイスが、推定される双方向リンクの品質とネットワーク構成情報に基づいて、最高の接続を提供するAPを迅速に判断するための評価基準を提供します。

迅速な認証 Wi-Fi Optimized ConnectivityデバイスはFILS(Fast Initial Link Setup)認証をサポートしているので、相互に連携することで無線通信の負荷を減らしながら、指定のAPやネットワークでの高速認証を実現します。

効率的な伝送 管理フレームの伝送が大幅に削減されるので、デバイスから管理情報への応答に要する時間が短縮され、より多くの時間をユーザー データの伝送に利用できます。

Wi-Fi Optimized Connectivity ― 実地試験で実証

実地試験の結果から、Wi-Fi Optimized Connectivityの主要コンポーネントを使用しているデバイスは、そうではないデバイスよりも優れたパフォーマンスを発揮することが明らかになっています。 例えば、ネットワークの発見と高度なローミングを実現するWi-Fi Vantage™の機能によって、Wi-Fi Vantageをサポートしていないデバイスとの比較試験において、パフォーマンスが向上するだけでなく、セットアップに要する時間が76%短縮し、管理フレームとビーコンの輻輳が平均で70%削減されることが確認されています。この試験を実施したサービス プロバイダーは、ネットワーク リソースを効率的に管理しながらより多くのデバイスをサポートし、顧客満足を高めることができました エンドユーザーは、より高速な接続環境で安定した音声/動画通話を利用することができました。

Wi-Fi Optimized ConnectivityとWi-Fi 6E

Wi-Fi Optimized Connectivityの機能は、6 GHz 帯域での効率的なAP 発見においても重要な役割を果たします。Wi-Fi 6対応のAPは2.4GHz/5 GHz帯と6 GHz帯を同時にサポートし(いわゆる Wi-Fi 6E)、2.4GHz/5 GHzでReduced Neighbor Report要素を送信することにより6 GHz基本サービスセット(BSS)の帯域外検出を実現します。帯域の効率性と利用を最大化するため、複数の帯域で同時に稼働している各APはデフォルトで6 GHz帯内のFILS DiscoveryフレームとUnsolicited Probe Responseフレームを無効化します。6 GHz帯のみをサポートしているAPは、FILS DiscoveryフレームまたはUnsolicited Probe Responseフレームを送信することにより効率的なオンチャネル スキャンを実現します。Wi-Fi Optimized Connectivity APも同じ機能を利用することで、他の帯域およびチャネルのBSSを効率的に検出します。これは、特にアクティブ スキャンの規制があるDFS(動的周波数選択)チャネルで有効です。

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Frequently Asked Questions

Which IEEE standards does Wi-Fi Optimized Connectivity leverage to manage spectrum and network resources?

Wi-Fi Optimized Connectivity leverages features from IEEE 802.11ai, IEEE 802.11k, and IEEE 802.11ax to better manage spectrum and network resources, increase mobility, and provide the best possible user experience.

  • Select features from IEEE 802.11ai-2016, known as Fast Initial Link Setup (FILS), together with enhancements introduced in IEEE 802.11ax, introduce mechanisms to aid efficient discovery of APs and fast authentication
  • New features first introduced in IEEE 802.11-2016 and IEEE 802.11ax provide for enhanced metrics for AP and network selection
  • Additional features from IEEE 802.11k focus on informing client devices of channels on which neighboring APs are operating to optimize scanning

Which Wi-Fi Alliance technologies does Wi-Fi Optimized Connectivity employ?

Wi-Fi Optimized connectivity relies on several Wi-Fi Alliance features and mechanisms to help optimize network capacity by controlling network access according to received signal strength indication (RSSI), and define a variety of signaling and rules to help ensure consistent, interoperable behavior of devices and APs. Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™ is also a prerequisite for Wi-Fi Optimized Connectivity, ensuring efficient management of Wi-Fi network resources in changing network environments.

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